【楽曲解説】AS IF IT'S YOUR LAST/BLACKPINK
死ぬまでに聴きたい珠玉の1曲を紹介する記事です。
今回は、BLACKPINKのAs If It's Your Lastと言う曲を紹介したいと思います。
完全にLIVEの余韻が残ってますね笑
まずは曲をお聴きください。
BLACKPINK - '마지막처럼 (AS IF IT'S YOUR LAST)' M/V
☆基本情報☆
2017年リリースの5枚目シングル。MVの再生回数は7億回を超えている。
クールな楽曲が多いBLACKPINKの中でも珍しく分かり易い程に明るい曲調。
キーはA♭メジャー。BPMは125
☆曲構成と解説☆
イントロ→Aメロ(2回し)→Bメロ→サビ→Aメロ(ラップパート)→Bメロ→サビ→Cメロ(BメロアレンジVer)→サビ
イントロの8小節以外を除いて殆ど歌唱部分が占めている。
間奏部分も無く、アウトロも無い。とにかく曲のテンションをキープし、コンパクトに駆け抜けた曲といった印象。
☆メンバーの歌唱パートについて☆
サビは基本、頭4小節はジェニ、残り4小節がロゼという流れ。
2回目のサビだけこの順番が逆になり、ロゼスタートになるって所が面白いと感じた部分。したがってBメロも1回目はロゼだったのが2回目はジスになっている。
2回目のAメロ部分がリサのラップパートと言う構成なのでAメロを歌ってたジスをBメ
ロに回したんでしょう。
ただジスの担当パートは実質Aメロの8小節とBメロ8小節のみで、この曲ではダントツで歌唱担当部分が少ないです。Cメロもサビと同じくジェニ・ロゼのコンビなのでどちらか4小節ジスにしたらバランス取れたんじゃないかなぁと思いましたが、謎です。知っているファンの方がいらっしゃいましたら教えて下さい!
☆リズムについて☆
ラテンチックなリズムパターンが基礎になっていますね。フィルも同等。
ムーンバートンと言うEDMの一種でBLACKPINKのプロデューサー、パク・テディの得意技です。BLACKPINKではこの曲の他にも、BOOMBAYAH、WHISTLE、 FOREVER YOUNGでムーンバートンが使われています。
Moombahton Mix 2019 | #16 | The Best of Moombahton 2019 by Adrian Noble
そしてサビでは王道4つ打ちでドスンと構える。
ムーンバートンは浮遊感があるので地を這う4つ打ちの良さが際立っていいます。
Bメロは雰囲気から4つ打ちしても良い所ですが、低音を強調せずにハンドクラップで拍子取ってるのは更にサビを盛り上げるためかな?
☆音作り☆
○Aメロ
ベースは基本4分音符の繰り返し。
偶数小節でシンバルとスネアのアクセント
最初の8小節が終わり、2回し目になると1拍目から軽いコーラスが入ってくる。
上記のアクセントと合してる感じ。
○Bメロ・Cメロ
一気に雰囲気が変わる。ここだけマイナー進行?(コード進行苦手)
なんといってもウエスタンカントリー調のギター。このギターカッコイイ。
Cメロは基本Bメロをアレンジした感じ。変に新しいメロを入れずに、曲を壊さない空気読んだCメロって感じ。
○サビ
ベース一転暴れだす。所謂EDM定番フレーズ。パリピな感じ。
シンセはユーロビートを彷彿とさせる。懐かしい感じがしたのはこの所為かな。
前半8小節、シンセは歌メロを追っかける感じ。
そしてこの曲で最もエモいポイントと感じてるのがサビ後半、リサが担当する8小節。
この曲のキモはまさにこの8小節ではないでしょうか。裏でなってるシンセが滅茶苦茶良き。
基本4小節の同じフレーズを2回ししてる感じですが、
2小節目と6小節目、同じフレーズでも6小節の4泊目には2小節目では入って無かった、音符を埋めて、微妙にフレーズが変わっています。
歌詞では「내일(ネイル・明日)」の部分。(特に내のところ笑)細かいですが、お気に入りの部分。
○ラップパート
バチクソかましてます。超カッコイイ。3連パルスのフロウも完璧。
中毒性高過ぎな1曲、是非皆さんも聴いてみてください♪
締めの一曲 BLACKPINK/ PLAYING WITH FIRE
【音楽好きから見たブルピン】BLACKPINK 2019-2020 WORLD TOUR IN YOUR レポート!
先日、福岡ペイペイドームで開催されたBLACKPINK 2019-2020 WORLD TOUR IN YOUR公演をレポートします。
軽くネタバレをしていますので、ご理解をいただける方のみ読み進めてください。
~BLACKPINKとは?~
知らない方に簡単にご説明します。
BLACKPINKは韓国で2016年に結成された4人組ガールズユニット。
公式MVの再生回数が10億回を突破するなど、世界レベルで活躍しています。
プロデューサーはTEDDYこと、パク・テディ。
彼はBIGBANGのFANTASTIC BABY等を作った韓国屈指の名プロデューサー。
とにかく楽曲のクオリティが非常に高いグループです。
今回は公演レポートなので、音楽解説等はまた別の機会に行いたいと思います。
~OP演出ズルい~
開演予定時刻は17時。
筆者が到着したのは、お昼過ぎでドーム周辺には多くのBLINK達が集まっていました。※BLINKとはBLACKPINKファンの総称
女子ファンが多いと聞いていましたが、本当にその通りで7~8割は女性でした。
中高生や、親子連れの小学生等も多く見かけました。
ドーム内は軽くスモークが焚いていて、ステージ上に設置されたスクリーンではMVが写し出されています。
ステージから花道が1本伸びていますが、シンプルなステージ構造という印象を受けました。
筆者はスタンドの中段?くらいの席。
決して近くは無いですが、個人的には全然満足です。
17時を過ぎ、「やっぱオンタイムは無理だよな~」等と考えていると
照明が軽く暗転。BLINKの悲鳴に近い歓声。
そしてずっと流れていたMVが流れっぱなしで徐々に爆音に。
BLACKPINK - '마지막처럼 (AS IF IT'S YOUR LAST)' M/V
↑その際流れていたMV
この演出はめちゃくちゃ良かったです。
個人的にこんなOPは初めてでした。
AS IF IT'S YOUR LASTって所もキーポイントでBLACKPINKの楽曲には珍しい、明るさが目立つ、多幸感満載の曲が登場SEとして使われてるってのが更に良かったです。
実際に画面に映ってるBLACKPINKがもうすぐ実際に目の前に現れると思うと、
曲も相まってワクワク感が半端なかったです。(ここら辺はミーハー全開ですね笑
ステージの一部がせり上がり、ついにBLACKPNK登場。
代表曲『DDU-DU DDU-DU』からスタート。
すぐに筆者は違和感に気付きます。。。
「え?この音って生バンド?」
そう。オケでは無く、まさかの生バンドを従えての公演だったのです。
知ってる人は「BLACKPINKはライブん時バンドだよ」って思うかも知れませんが、
筆者は全く知らず、YouTubeでもTVライヴしか見てなったので驚きと同時にテンション爆上がりです。そして、このバンド、めちゃくちゃカッコいいアレンジをバンバンかましていきます。
その後もソロコーナー等をはさみつつ順調に進んでいきます。
バンドソロ回しも凄かった。
その後も、代表曲連発。と言うかそんなに持ち曲多いグループでは無いので
必然的に耳に残っている曲たちが披露されていった印象です。
アンコール前にはBLINK達が「STAY」の合唱。
開演前に外で「アンコールの前にSTAYを歌いましょう」的なチラシを渡してる人が居たし、ファンに愛されてるなぁと感じたシーンでした。
まとめ
偉そうに書いて申し訳無いのですが率直に今回の公演の良い所とう~んと思った所を
敢えて書こうと思います。
~良かった点~
・OP
・生バンド
・ソロコーナーでのROSEのパフォーマンス
オープニングと生バンドは上記に書いた通りです。
公演序盤に4人各々ソロコーナーがあったのですが、
個人的にはLewis Capaldiの『Someone You Loved』のカバーを披露したROSEのソロコーナーがダントツで良かったです。
Lewis Capaldi - Someone You Loved
↑原曲
BLACKPINKの中ではROSEの声質が1番好きなので印象的なシーンでした。
まさかBLACKPINKのライブでルイス・キャパルディ聴けるとは。
~う~んと思った点~
・公演時間
・日本語歌詞
BLACKPINK本人達にう~んと思った点はゼロです。
正直、終始カッコ良過ぎました。
ただ挙げるなら2点気になる事があったのでかきます。
筆者はドームクラスでのアーティスト公演を数十回観に行った事がありますが、ここまで短い公演は初めてだったかも。
恐らく今回のBLACKPINKの公演時間は2時間あったかどうか微妙な感じでした。
持ち曲が少ないといった事が要因として推測されますが、滅茶苦茶良いパフォーマンスだっただけに少し勿体ないと思いました。
あと、もう少し会場全体使っても良かったかも。
最後列&会場一周したのはに行ったのはアンコール時だけで少し後ろのお客さんが可哀想でした。
過去に観に行ったももクロのライブはドーム全体を盛り上げようとする空気感があり、
会場内を縦横無尽に駆け回るメンバー、それが可能出来る演出をしていたので明確な差は感じました。
コンセプトが真逆のグループなので対比するのは違うと思いますが、参考までに。
そして、筆者が1番残念だと思ったのは当たり前ですが、日本語verで曲が進んでいった事です。
これはLIVEに限らず、音源でもいえる事なのですが日本語verにすると曲のクオリティやノリが大幅に変わります。
この事について詳しくはまた書こうと思います。
今回も予想通り日本語でのパフォーマンスでしたが、本場、ハングルでのパフォーマンスが見たかったと実感しました。
偉そうに書きましたが、メンバーのパフォーマンスは再三お伝えしている通り、本当に素敵でした。『BLACKPINKのライブを見た』と言う経験は非常に光栄な事で個人的にも大切な思い出にしたいと思います。
締めの一曲 BLACKPINK/ FOREVER YOUNG