とにかくTHE BACK HORNを聴いてほしい
不定期投稿申し訳ござません！！今後はペースを上げていきたいと思っております…！
さっそく本題に入ります。
今回は2021年で結成23年を迎える、日本の4人組ロックバンド、THE BACK HORNを紹介したいと思います。
ザ・バックホーン。そう聞いてピンと来る方は日本にどれくらいいるのでしょう。
音楽好き、バンド好きなら一度は聴いた事がある方が大半だと思います。
武道館公演も行い、ファンも非常に多いです。
間違いなく日本を代表するライブバンドでしょう。
しかしながら万人が知るような大ヒット曲があるバンドではありません。
また、TVで演奏するなど、メディア露出も少なく、ランキング上位に上がることも多くは無いです。
もちろん、セールスが良い＝良い音楽とは思いません。
甲本ヒロトさんの言葉を借りるなら、「世界で一番うまい料理はカップラーメンになってしまう」と言う事です。
その考えを肯定するように、彼らの音楽は本当の意味で人を救う力があると思います。
今回は、そんなTHE BACK HORNを僭越ながら紹介したいと思います。
メンバーは４人。山田将司(Vo)、菅波栄純(Gu)、岡峰光舟(Ba)、松田晋二(Dr)
現在はメンバー全員が作詞作曲を行いますが、初期は菅波栄純が歌詞を書き、その唯一無二の生々しく繊細な世界観は初期バックホーンのエンジンとなっていました。
出典：THE BACK HORN 公式HPより
バックホーンの音楽は轟音ギターが鳴り響く激しい楽曲も多いですが、その中に儚い美しさが同居していると思います。
美しさと言っても、某24時間TVのような表面的な綺麗事とは真逆の立ち位置で、
生きることの凄惨さ、素晴らしさを片っ端から音に乗せ、聴く者の心の中で破裂する感じです。
暗い、退廃的、ネガティブ、そのような歌詞、サウンドの曲もありますが、
光があるから影がある。影があるから、光が際立つように、最終的には生きることの喜びを伝えている気がします。
もちろん、聴く者に勇気を与える、まっさらなパワーを持つ楽曲も多いです。
～魂で演奏するという事～
もちろん各メンバーの演奏技術はバリバリ高いです。
しかし演奏スキルの高さを全面に押し出している雰囲気はあまり感じない印象です。
楽器演奏を最終ゴールしているのでは無く、あくまで想いを伝える事、バックホーン的に言えば、"KYO-MEI"する事がゴールです。
楽器演奏、歌を歌うこと、大げさに言えば、音楽さえも共鳴する為のツールに過ぎないという印象が強いです。
バックホーンのライヴには過去数回、行きました。
山田さんの返しアンプに片足を乗せて熱唱する姿、
鬼が取り憑いた様にギターを掻き鳴らす栄純さん。
今でも脳裏にこびりついて離れません。
誰とライヴに行って、周りにどんなお客さんが居て、、鮮明に思い出すことが出来ます。
～とにかく聴いてほしい～
2021年時点でリリースされたスタジオアルバムは14枚。カップリング曲をまとめたアルバムまで出ていて、とにかく曲数が多いです。その中からこれは聴いてほしいという楽曲を紹介して終わりたいと思います。
今回もご覧いただきまして、ありがとうございました！
幾千光年の孤独
2001年にリリースされた、1stアルバム「人間プログラム」の1曲目。
轟音ギター、退廃的な歌詞、叫びに近いボーカル。こっちも叫びたくなるような一曲。
間奏では、6拍子と7拍子を交互に使いながらテクニカルなアプローチも。
他にデビューアルバムながらファンの中でも最高傑作と呼ばれる「空、星、海の夜」もオススメ。でも1stで一番好きなのは「アカイヤミ」だったりする。
キズナソング
2005年にリリースされた4thアルバム「ヘッドフォンチルドレン」収録。
前曲と打って変わって、ストリングスも入る壮大なミディアムバラード。
ここまで綺麗な曲は中々出会えない。
奇跡
2005年にリリースされた4thアルバム「ヘッドフォンチルドレン」収録。
イントロのアルペジオ、動きながらもメロディを邪魔しない絶妙なベースライン、情緒的な歌詞、Linkin Parkみたいなドラム笑 全ての瞬間で全ての音がカッコ良い。
バックホーンの曲で一番聴いた回数が多いかも。
Cメロからの流れは本当に壮大で、聴き終える度に感動してしまう素敵な曲。
戦う君よ
2010年リリース8th Album「アサイラム」収録。
この音楽を聴いたら、行動を起こす勇気が湧く。そんな曲は一握りだと思います。
落ちサビからのラストCメロ。この曲の肝はここに詰まっている気がします。
正直バックホーンは名曲が多すぎて今回紹介したのはほんのほんのほんの一部です。
皆様も是非バックホーンで好きな曲があったら教えてください。ではまた！
締めの一曲 THE BACK HORN/ジョーカー
