TKミュージック!②
ではリズムパターンです。前回に引き続き、「愛しさと切なさと心強さと」の楽曲を紐解いていきます。
この曲のドラムは打ち込みでしょう。
この曲の様なニュアンスだと4つ打ちのリズムパターンが王道だと思います。
僕もしっかり聴くまでは、勝手なイメージでズッチィズッチィ4つ打ちのイメージでした。
しかし、この曲の基本リズムパターンはいわゆる8ビートです。
ウラでハイハットが鳴っていたり、ダンスナンバー寄りのビートではありますが、これが個人的にはとても斬新で面白かったです。95年リリースと言う時代感を逆に感じる部分でしょうか
スネアの音圧(音色)を変えていたり、サビで細かくリズムパターンをいじったり、しっかり作りこまれています。それと各シンバルの鳴らし所がとても秀逸。
1回目のAメロからサビに行く時にフィルインを入れなかったり(その為吸い込まれるようなギターの音色が際立っています)
2回目のAメロ8小節目、ビートに入る前のフィルインが8分でスネアをタンタンタンタンと叩くのみ。曲の盛り上がり所が凄くクールな打ち込みで逆に耳に残ります。
前回も書きましたが、この曲のメロディーは2拍3連が多用されています。
メロディーが横に流れるようなリズムとは相反するように、凄く硬いグルーブと言いますか、曲線では無く直角にカクカク進むイメージですね。
打ち込み独特の冷たく機械的な雰囲気が出ています。曲が締まります。
TKミュージックと言いながらこの曲の事しか書いてない・・・(汗
他の曲はまた次の機会と言う事で。m(__)m
締めの一曲