今のキッズと昔のキッズどちらがバンドサウンドに恵まれているのか。
先日友達と飲んだ時の一幕。
友人A「最近、良いバンドが見つからなくて。。なんか知ってる?」
私「う~ん確かに最近これだというバンドは無いねぇ」
友人「俺らの耳が堕ちたんか、良いバンドが減ってきたんかねぇ」
というやりとりがあった。
自分達は20代後半。
『もうちょい早く生まれてたらリアルタイムでハイスタ聴けたけど、まぁ高校生の時に銀杏の2枚出たからそれはそれで恵まれてるよね』
というのが歌い文句だ。(笑
高校生の頃が1番バンドを探しまくった。
当時、有名所ではラルクが全盛期。コアな所を挙げれば、売れる前の時雨とか、相対性理論を聴いて、フジファブリックが2ndアルバム「FAB FOX」を飛翔入手(フラゲ)したり。
当時からコアな音楽好きは自分の周りにいた。
「関西で女版峯田、狂ったジュディマリと呼ばれてるヤベェバンドがあるらしい」
とか
「最近出たベースボールベアーってバンドの女ベースがバリかわいい」
とか
高校生のバイタリティというかモチベーションというかテンションは凄かった。
コアなバンドを見つけて皆に広めるというのがアイデンティティに確立に直結している感じ。
それは音楽だけにとどまらず映画・漫画にも言えるのだが、当時仲間内で「浅尾いにおムーブメント」を引き起こした自分は未だに誇らしいw
「ソラニンというヤバイ漫画があってさ~!」と言ってた時が1番輝いていたかもしれないw
話は反れたが
最近のキッズはどんなバンドを聴いているのだろうか。
・WANIMA
・ポルカドットスティングレイ
100%主観のイメージで申し訳ないけど、このあたりなのだろか。
別にこのバンド達がクソだ!という事を言いたい訳ではないし、好きなバンドもあるけどいわゆる、ハイスタのMaking The Roadや銀杏の第三次とDOOR的な
歴史に名を残すようなアルバムを残しているバンドはあるだろうか。
いやいやあるで!って方は是非教えて欲しい。
悲しい事に高校生当時から比べると、圧倒的に新しいバンドを知る機会は減った。
お金は当時よりあるはずなのにCDの買う枚数は明らかに減っている。
勿論、その背景には音楽を聴く形態が10年前とは変わったという点は無視できない。
今では"ようつべ"と打つだけで簡単に地方のインディーバンドの曲が聴ける。
物事は基本的に表裏一体だと思う。
簡単に情報が入る事はとても良い事だ。良い音楽に簡単に出会える。
しかし、10年前の自分達の情報収集は本屋で立ち読みする音楽雑誌だったし、タワレコの視聴コーナーだったし、ネットの掲示板だったし、友達との会話だった。
実際にライブハウスに行って「ミドリ見てきたよ!後藤まりこに膝蹴り食らったわ!」「関根嬢のリズムの取り方可愛かったよw」という生の感想で情報を収集した。
ツイッターが新鮮だった時代の話。
この情報収集自体がとても楽しかったし充実していた。
あのアングラを掘り下げていく感じはもう経験出来ないんだろうなと思うと少し寂しい。
勿論やろうと思えば、出来るし「このバンドやばい!」と思えるバンドは今どこかの小さいライブハウスで演奏していると思う。
しかし、当時のテンションと仲間とのあの感じは経験出来ないと思う。
そして何よりも
当時はCD屋に行ってCDをGETするのが何よりの楽しみだった。
当時はお金が無いから、「俺はACIDMAN買うからお前はSHAKALABBITS買って!」とか話し合って貸し借りもしていた。
今は音楽配信サービスが主流だ。
CDの貸し借りは必要なカルチャーだと思っているので個人的には勿体ない気もする。
配信サービスめっちゃ便利だけどねww
ただあのCD屋のわくわく感、ジャケ買いのドキドキ感を感じる機会が減った今の子達はかわいそうかな。
20代後半のオールドキッズも唸る様なすげーバンドこないかなぁ・・
お読み頂きありがとうございました。
締めの一曲 GO!GO!7188/C7